今回はNintendo Switchから大好評発売中の「ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング(以下はじプロと略します)」から、カメラノードンを使って3Dマリオ風のカメラワークの作り方を説明していきます。
このゲームをやる上で、答えをただ示すことは面白さを半減させてしまうと思います。
私と子どもとの”試行錯誤”の生の過程(間違いも含めて)を示していくことで、はじめてゲームプログラミングの「ノードン」たちのことを、もっともっと深く理解することが出来ると思います。
今回はカメラノードンの使い方を学びつつ、3Dゲームを作る上で必要なX・Y・Z軸についても解説をしていきます。
では始めて行きましょう!
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パパと子どもの「はじめてゲームプログラミング」のまとめ
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目次
はじめに「カメラノードン」とは?
「カメラノードン」とは、カメラ系ノードンの一つです。
カメラ系ノードンには、「カメラノードン」の他にも「ゲーム画面ノードン」、カメラくわしく系ノードン「カメラ位置ノードン、カメラ注視点ノードン、カメラ画角ノードン、カメラ位置ノードン」があります。
どうしてこういう分類をしているかというと、これらのグループ分けしたノードン達は重ねて使うことが出来ないからです。
つまり作り手としては、一つのゲームに対して「ゲーム画面ノードン」か、「カメラノードン」か、「カメラくわしく」かのどれを使用するか決める必要があるということです。
すごくアバウトな使い分けの説明としては、ゲーム画面ノードンが主に2Dのゲームに適しているのに対して、カメラノードンは3Dのゲームに適しています。カメラくわしくは、カメラノードンをばらしてさらに詳細に設定ができるイメージです。マニアックな設定を追い求める人向けってことですかね。
ちなみに今回説明する「カメラノードン」は、
FPSみたいな一人称の視点のカメラを作ったり、バイオハザードみたいな部屋のある一点に固定された監視カメラを作ったり、いわゆる3Dマリオみたいにキャラクターに追随してくれる中継カメラみたいな動きを作ったり…
作り手の色々な要望に応えてくれるノードンです。
3Dマリオ風のカメラワークってどうやって作るの?
ヒトノードンとカメラノードンを“れんけつ”するだけでは、FPSみたいになっちゃう
解説:はじプロの3Dゲーム作りにおける軸について
はじプロの3Dゲームでは、画面の左右がX軸、上=高さがY軸、奥がZ軸になります。
画面の右がXプラス、画面の左がXマイナス
画面の上=高くなる方向がYプラス、画面の下=低くなる方向がYマイナス
画面の奥がZプラス、画面の手前がZマイナス
になります。
カメラノードンを使って3Dマリオ風のカメラワークの完成へ!
カメラノードンだけでは満足できないあなたに
まとめ
最後に、思考の過程を整理してみようと思います。
・3Dマリオのようなカメラワークを作ろうとした
・カメラノードンをヒトノードンに連結することで達成しようとしたが、カメラを上手くずらす必要が生じた
・3Dゲームにおける軸の概念を理解して、カメラをずらすことに成功した
というようなことを考えながら、試行錯誤してカメラノードンを用いて3Dマリオ風のカメラワークを作ることが出来ました。
最後に出てきた「2人プレイ3Dゲームのときのカメラワーク」については、カメラくわしくを駆使してそれなりに複雑なプログラミングをする必要があります。今後、解説していく予定です。
はじプロは、子どもと楽しみながらゲームを作ることができるだけではなく、ゲーム作りを通じて論理的な考え方・問題解決能力を育てることができそうですね!
以上となります。