こんにちはアシュアです。今回は子供のブロック遊びについてお話したいと思います。
晴れていれば公園とか、お出かけして遊びに行くのがこどもたちも喜びますが、雨だと何をして過ごすか中々難しいですよね。雨の日、家で過ごしているときの遊びとして、テレビ、ゲーム、お絵描き、工作色々あるとは思いますが、「ブロック遊び」これも選択肢の一つとしてアリだと思います。我が家の子ども達はブロック遊びが大好きで、古今東西、、とまでは行かないまでも色々な種類のブロックのおもちゃを購入して遊んできました。
ここでは、ブロック遊びの魅力と子どもに与える良い影響について書いた上で、我が家で遊んでいる3種類のブロックについてDr.アシュアの独断と偏見で勝手にコメントしていきたいと思います。
これから子供たちのためにブロックを購入しようと思っているご両親や、今これを遊んでいるんだけど次何かを購入しようと悩んでいるご両親にも役立つページになれば幸いです。
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目次
ブロック遊びの魅力、こどもに与える影響
ブロック遊びは「作りたいもの」を「自分の思い描いた形で作ることができる」のが魅力ですよね。そしてこどもの力を伸ばす働きもあると言われています。一般的にどんな能力が鍛えられるのでしょうか。考えてみました。
・立体・空間をイメージする力 ⇒大きな構造物を作ったり、複雑な形を作る時には出来上がりの形をイメージしてそれに近づける能力が必要です。
・集中力 ⇒目標となるものを作り上げるまで根気よく取り組むことは集中力を鍛えるでしょう。
・問題解決力 ⇒自分の思い描いた形にする、には試行錯誤が必要なこともあるでしょう。様々な手法を試したり、時には一部分壊してみたりと問題を解決に導く力も身に付きます。
・創造力、想像力 ⇒自分の好きなものを作ったそのあとは、自由にアレンジしてみたり改造してみたり…。型にはめず好きな遊び方をさせることで創造する力、想像する力が鍛えられます。
・記憶力 ⇒ブロック遊びに慣れてくると、こどもは自分の大好きなものを見本なしに組み立てたりすることがあります。まさにそういった時、物事を記憶しておく力が働いていると思います。
考えてみると、色々な能力を鍛えることが出来そうですね。それでは、我が家で遊んでいる3種類のブロックについてそれぞれ見ていきたいと思います。独断と偏見でメリット・デメリットを述べていきますが、対象として2-3歳から就学し始めたころのお子さんくらいを想定して書いていこうと思います。
King of block! LEGO
メリット
・色々なシリーズが発売されている。パッケージの商品を買うとわかりますが、ブロックの部品が一つ一つ複雑な形をしているので、完成品はとてもかっこよくできる。これは他のものよりとても優れています。
・一つ一つが複雑な形をしているブロックですが、説明書が分かりやすいので、3歳くらいの子どもでも、部品を探して手伝ってあげれば自分で組み立てができる。
・関連商品がとても多いし、男の子用、女の子用が分かれている。幼児向けのデュプロ(ブロックが大きく誤嚥のリスクが少ない)も発売されていて、どの年齢でも楽しめます。
・マルチメディア展開されていて、ブロックだけではなく映画、ゲーム、テーマパークなどなど様々な場所で見る機会が多いので、認知度が高い。つまり、お友達と共通の話題にしやすい。
・LEGOを教材とした教育プログラムも出回っていて、お金と時間があれば遊びから勉強へつなぐことも可能。
デメリット
・通常のLEGOでは小さな部品も多く、それぞれの部品が複雑な形状をしているので、2歳くらいの年齢だと自分で作り上げるよりは、完成した車とかで遊ぶという遊び方になりがちです。これだとブロック遊びの良さが失われてしまいます。1歳近辺のお子さんだと誤嚥の可能性もあり危ないと思います。
・小さなお子さんの場合はデュプロで遊ぶことは可能ですが、これは逆に単純な部品が多く、ブロックを上に積み重ねていくのがメインの遊び方になります。遊びやすい反面、複雑な形状を作るのは適していないので、遊びは広がりにくいと思います。
~LEGO まとめ~
⇒もしLEGOで創造的な遊びをする能力を鍛えるとするならば、何かの乗り物を作れるパッケージ品を購入するより、単純なパーツがたくさん含まれているLEGOクラシックの方がより良いと思います。『コレをここにつけるのが正解』っていう遊び方よりも、『コレとコレを組み合わせたら何ができるかな?』という遊び方の方がよりクリエイティブですよね!
日本発の知育玩具 LaQ
メリット
・ブロックが単純な形状(基本パーツ2種類をジョイントパーツ5種類でつないで形を作っていく)で、作れるものの自由度はかなり高いです。曲面を作ることやきれいな球状の形態を作ることもできるので、リアルな昆虫や恐竜なども作ることが可能です。LEGOと異なって、ブロックを組み立てるだけではなく、パーツで出来た輪をかみ合わせたりすることが可能なので、可動部分が多く、よりリアルな完成品にすることができます。
・まずは二次元のものを作って、慣れてきたら三次元のものを作っていくというステップを踏むことで、段階を追ってより複雑な遊びに挑んでいけるので、発展性があります。
・公式のコンテストが定期的に開催されているので、何かオリジナルを作るにしてもモチベーションを維持しやすいです。コンテストに出ている作品はネットで見ることができますが、驚くほどの造形とアイデアが組み込まれていてかなり驚きます。
デメリット
・思い通りのものを作るためにはかなりの経験値が必要なのと、ある程度の作品を作るのにもかなりLEGOより時間がかかります。LEGOよりも根気と時間が必要です。ブロックの入門としてチャレンジするのは少し難しいかもしれません。
・オリジナルの作品を作るのには、かなりの熟練度が必要です。LaQセットに付属している組み立ての見本は簡単で、それだけでも色々な作品を作ることができますが、オリジナルの作品を作るのにはテクニックの壁があります。別売りの小冊子を購入して、そこに掲載されている実例を作って学ぶ必要があります。
・パーツが小さいので、パーツ同士を組み合わせるのに手先の細かい動きが必要です。パーツとパーツを強く押し付けて組み合わせるのですが、少し力が必要なので2歳くらいのお子さんにはおそらく難しいと思われます。
・パーツはLEGOほどでないにしても小さいので誤嚥のリスクがあります。
~LaQ まとめ~
⇒LaQは言ってしまえば、大人向きのブロック遊びかもしれません。ある程度の大きさのものを作るには他のブロックよりも時間が必要なので就学前くらいのこどもの場合は、それらしい遊びはできないかもしれません。まずは二次元のものをつくらせてみて、合うようなら購入を検討する感じでしょう。ブロック系の遊びが好きで経験があるお子さんの場合は、かなり奥が深いのではまれるかもしれません。ブロック遊びだけではなく、ちょっとした駆動を絡めた作品もできるので、はまると経験値は他のブロックより桁違いだと思います。
ちょっとダサい?いやいやすごいよ! ニューブロック
メリット
・ブロック自体が大きいので、噛みちぎったりしない限りには誤嚥の可能性はほぼないでしょう。大きいけれど軽いのでケガの心配も少ないと思います。
・ブロック同士を組み合わせるのが比較的簡単です。2-3歳のお子さんでも取り組みやすいです。
・オリジナルを作るのが簡単です。付属の組み立て見本を参考に色々作っているだけでオリジナルを作るテクニックが身に付きます。
・LaQやLEGOと比較して何を作るにも時間が短くて済みます。年齢が小さいほど長く同じことに取り組むのは苦手なことが多いですが、幼いこどもでもすぐに目的のものが作れるので取り組みやすいです。
・ブロックの大きさを生かして大きなものを作ると、迫力がありかっこいいです。大きなものを作ろうとするとLaQやLEGOより断然ニューブロックの方が楽です。
デメリット
・ブロック自体が大きいので、かさばりますし収納に場所をとります。
・LaQやLEGOと比較するとどーしてもリアルさや精巧さは勝てません。一言でいえばダサいです。小さな作品だと余計にそのデメリットは目立ちます。
~ニューブロック まとめ~
⇒ブロック遊びの入門編として前述の二つより優れていると思います。まだ手先が器用ではない年齢の小さいこどもでも遊びやすく作られていますし、早く組み立てられるのでオリジナルも作りやすい様に思います。一見ダサいですが、大きな作品を組み立てられるようになるとその印象が逆転します。個人的には一番おすすめです。
我が家では・・・
実際自分の子どもの場合は、2歳頃からニューブロックを購入してブロック遊びに入門しました。ニューブロックでいろんなものを作るのが得意になり、そのうち4-5歳頃からLEGOとLaQにはまりました。今でも3種類のブロック遊びを気分に応じて変えながらよく遊んでいます。
長男に図鑑の『スピノサウルス』作ってと要求したところ5分くらいで出来た恐竜と、追加で作成したこども(笑)です。
真ん中に小さく見えているサルのおもちゃからインスパイヤされた『サルの遊技場』とのこと。他のおもちゃとの複合遊びも出来ちゃいます
注意点としては、知育遊びとしてブロックを捉えた場合は、前述のように何かの構造物を作る専用のパックよりは、単純な形を組み合わせて自分で形を作っていく基本セットのようなタイプのものを購入する方がおすすめです。
また、どのブロック遊びにもあるような付属の組み立て見本で一通り遊んだら、今後は実際の体験を思い出しながらのモノづくりがおすすめです。例えば動物園に行ったときに見た動物を思い出しながらブロックで表現してみたり、映画を見に行ったら出てきたキャラクターとか乗り物などを思い出して表現してみたり、アニメや特撮の番組を気に入っているなら新しくでてきた武器とか変身ベルトなどをブロックで表現してみたり、、、といった形ですね。
設計図通りに決められたものを正しく作るのも面白いですが、記憶されている情報を海馬から引き出して、作ったり壊したりの試行錯誤を経験しながら完成図のない作品を組み立てるという遊びは、こどもたちの脳の発育にきっといい影響を及ぼすのではないでしょうか。
以上になります、参考になれば幸いです。